iPadはデジタルデバイドを救う?
うちの母親はパソコンが使えません。使えないのに、ネットにレシピや格安情報があることは知っていて、アレを調べてくれとかコレに申し込んでくれとか、まぁ喧しいわけです。
あまりにもうるさいので、ネットブックとかを買ってあげようかと思ったのですが、そんなことをしたら、今度はどうなるでしょう?
「パソコンわからないからやってちょーだい」とか「あー遅くてダメだからアンタやってちょうだい」とか宣うのです。ハイ読めてます、こっちの手間が増えるだけなのです。だから買わないのです。
そもそも「パソコン」がわからない人たち
うちの母は、インターネットがどうのこうのというより、パソコンがわからないのです。パソコンは使えなくても、インターネットの便利さは知っている。なかなかのやっかいものです。
ためしにiPod Touchを使ってもらいまして、わりとイイ線いったのですが、こんどは「字がコマすぎて見えん」と言い出しまして。いやはや。
例えばマルチタスク
うちの母親からすれば「は?」ぐらいのもので、少なくともうちの母親には理解できない。シングルタスクで足りる人もいる。この辺すぐにでも対応できるのにあえてしない(?)アップルって、地に足がついている感じがします。
カメラ
あの筐体を構えて「なにかを撮影する」シチュエーションって、想像しただけで恥ずかしい。ケータイで撮ればいいじゃん。だから聞かれるんだろうな、「わたしのケータイで取った写真をiPadに入れるにはにどうすんの?」
いまのMacにはすべてカメラが付いてますよね。アレ、どれだけ使います?僕はほとんど使わないですね...1号機にそれが付いてなくても、あまり不思議ではないです。
Flash
ハッキリいっちゃっていい?レガシーかも(言い過ぎ?)。まるでフロッピーディスクみたいな。トレンドはCMSやSaasだとしたら、Adobeの持ち駒はゼロ。「定番」は持っていても、「未来」を持っていない企業。僕が投資家だったら、絶対Adobeに投資しないなぁ。
パソコンはもっとやさしくなれる
デジタルデバイド層にアプローチできる商品があったかと聞かれれば「ない」としか言いようがないです。ネットブックですら「パソコン」です。パソコンがパソコンである以上、もうそこからは広がらない。
パソコンじゃない「簡単なもの」が欲しい
それに対する解のひとつが、iPadじゃないですかね...