地方の観光誘客や街づくりで思うこと
うちの新聞はデーリー東北という地方紙のほかに、ホームページ制作者がフツー読みそうにない「日経流通新聞(通称 MJ、マーケティングジャーナル)」という新聞を取っています。
本当は日本経済新聞を取ろうと思ったんですけど、値段で「むー」と思い(←貧乏性)、ならMJはどうよと思い、ためしに取ってみたら割とツボで、いまでも購読が続いています。
この新聞は、いま流行の商品や観光、街作り、ファッション、サービス、小売や家電、フードビジネスなどの情報で構成されています。なので、新聞を読むというよりは「トレンド情報誌」を読んでいるような感じに近いです。
サイトでの記事公開はほとんどありません。読みたかったら購読せいということですね。世のなかタダはないのです、ハイ。
で、そのなかから気になった記事をひとつ(一部を要約)
旅行業発展の条件(3)
お国自慢の「観光」は短命旅の文化研究所所長 神崎 宣武 氏(日経流通新聞 2010年1月25日 11面)
観光によるまちづくりやむらおこしの失敗には、いくつかの原因がある。
1.地場の観光資源の過大評価
全国的にみてどれほどの価値があるのかの冷静な評価がなされているかどうか。いわゆるお国自慢では、観光誘致ができない。
2.基本的な構想や計画を外部の識者や業者に任せきる弊害
地元が主体となってビジョンを練りあげるべき。とくに、若い世代がそこに参加することで、人材が育っていくことが期待できる。
3.行政の主導に委ねない
補助金が出なくなったらおしまい、では情けない。せっかく緒がついたところでも首長が変わったとたんに方向がぶれる。したがって、民間の組織がしっかり固まった上で行政の関与があるのが、もっとも望ましいのである。
とありました。あーいたたたた。特に地方は3が2をやっちゃったりするので、住民説明会で地元の人がポカーンだったりします。
でも、なんか「官」ばかりが悪くいわれたりもしますが、ひょっとしたら「民」も悪いかも?
官にもできることとできないことがある
地元はその辺はわかってあげて、もっと地元レベルのグループなどから企画が提案されて、もろもろ固まったら行政がバックアップしてくれたらいいのかも?
↑もろもろ難しいんでしょうけど...
この辺のスキームが課題のような気もしますが、まずは地元の人も官にばっかり頼ってちゃダメかも。みずから動かないとね。
文句ばかり言ってなにも解決できない人の存在理由は、たぶんゼロです。あーなんか今回はうまく書けませんでしたが、いちおう残しておきます。僕も考えあぐねています。