東北町「日の本中央まつり」に行ってきた
青森県東北町(とうほくまち)でおこなわれている「日の本中央まつり」の「日の本中央たいまつ儀式」に行ってきましたので、その様子をお伝えします。
東北町 日の本中央まつりとは?
いわゆる青森県南地方の秋祭りで、山車(だし)やみこしが町内を練り歩くものなのですが、ポイントは中日に開催される「日の本中央たいまつ儀式」。東北町のホームページによると、
[日の本中央たいまつ祭]9世紀初頭、上北地方を支配していた都母(つも)一族が、五穀豊穣、無病息災、戦勝祈願の祭祀にあたり、大たいまつに火を灯し、祈りを捧げた伝えられていた、たいまつ祭を再現した祭、日の本中央たいまつ秋まつりの中日に行われます。10本の大たいまつが赤川河川敷きの空を焦がします。
とあります。10本の大たいまつに火を灯す?河川敷?儀式??
日の本中央たいまつ儀式
こちらは野外ステージ。川の上にステージがある時点で、個人的には驚愕
たいまつを持った男衆が登場
こちらが大たいまつ。川の中に設置されています。というかデカイ
点火。木の燃えるバチバチという音を久しぶりに聞いた
和太鼓の演奏や口上もあり、雰囲気を盛り上げます
もはやインフェルノ。激しく燃えるほどに、たいまつは朽ちてゆきます
崩れ落ちる大たいまつ。空を見上げると、遠方から花火が!
荒々しくも感傷的、夏の終わりを感じるお祭り
荒ぶるまでに燃えさかるたいまつもやがて朽ち果て、赤川の清流へと消えてゆきます。灼熱の炎は姿を変え、天高く大輪の火花を咲かせます。
まるで、燃え尽きた命が、漆黒の夜空に不死鳥のごとく羽ばたいたようにも感じました。
この地に住む人は、どんな思いでこの花火をみるのだろうと考えると、なんともセンチメンタルな気分です。いや〜、夏の終わりをこうも切なく感じさせてくれるとは。よいお祭りだと思います。
写真・動画好きのかたもゼヒ!
そうそう、炎といい花火といい、写真や動画撮影が好きな方にもおすすめのお祭りです。というか「儀式」なんですね...なんともめずらしいお祭りだと思います。
来年も行こうっと。