「グレットタワーみなと」から八戸市を眺望、漁港ストア
本日、撮影のお仕事で八戸市に行ってきました。撮影対象が魚市場ですので、朝の5時起き。7時から始まる競り(せり)の様子を撮影しました。詳しくは、うーん、もうすぐローンチのクライアントさまのコンテンツで。
八戸第2魚市場
館鼻(たてはな)公園 グレットタワーみなと
魚市場の遠景も撮りたかったので、前から気になっていた館鼻(たてはな、舘鼻と書くこともある)公園の「グレットタワーみなと」に行ってみました。
2007年4月25日にオープンし、高さは24.2メートル(展望室は20.0メートル)。小高い丘に建っていますので、標高は51.2メートルにまで達します。すぐそこは海なので、その標高はかなりの眺望になります。
「グレットタワーみなと」というネーミングは、一般公募で決まったそうです。ちなみに「グレット」とは、地元の方言で「いたるところ」とかいう意味。つまりは、八戸市がいたるところぐるっと眺望できるタワー、というわけです。こんな感じの写真が撮れます。
うひょ〜、八戸市が360度見えるですよ
八戸第2魚市場がイイ感じに撮れました
詳細情報(館内の配布資料より)
※2008年11月1日現在
- 利用料金
- 無料
- 利用時間
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- 夏期(4月〜9月)午前9時〜午後9時まで
- 冬期(10月〜3月)午前9時〜午後7時まで
- 休館日
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- 毎週月曜日(月曜が祝祭日の場合は翌日)
- 年末年始(12月29日〜1月3日)
- その他やむを得ない理由がある場合
- ライトアップ
- 日没〜午後10時まで
- お問い合わせ先
- 八戸市公園緑地課 電話:0178-43-2111(内線342)
駅そばならぬ、海そば?港そば?、漁港ストア
その後、第1魚市場と第3魚市場での仕事も終え、遅めの朝食。浜の朝食どころといったら、八戸の方ならおなじみのココ。
漁港ストア(舘鼻岸壁)
青森市の総合運動公園に「津軽の味 食堂部」という食堂があります。そこの「かなり特異な雰囲気を醸しだしている感」に近いのが、八戸の「漁港ストア」です。
漁船が多く停泊する岸壁ですので、メインターゲットは漁師さん(かな?)。朝早くから営業しています。
初めて来た人がまず驚くのは、大音量のド演歌(笑)。
なぜか「店外」に向けたスピーカーからガンガン演歌が流れています。しかも非常にマイナーな選曲で、知っている演歌が流れたことがほとんどありません。どれだけ演歌にマニアックなのでしょうか...それとも、そんな漁師をターゲットにしているのでしょうか。
いずれにせよ、ファーストインプレッションでインパクトが大きいです。
この大音量ド演歌BGMが、お店から見える漁船や港の景色、潮風と相まって、イヤでも八戸節を強調することに成功しています。
しかも、「漁港ストア」といっても、人が入っているのは「食堂」のほうです。そう、ここはストアという名のついた「食堂」なのです。始めてきた人は、この段階でわけがわからなくなること請け合いです。いや、商品も売っていますが...
食堂は、食券を買ってセルフで受け取るという「駅の立ち食いそば」みたいな感じです。でも、立って食べている人はほとんどいません。なぜなら、椅子とテーブルがあるからです。
よほど混んでいないかぎりは、ウッディな椅子合体型テーブルで座って食べるようになっています。東京の人がみたらビックリです。
注文は食券形式なのですが、現金でしか注文できない「生たまご」などのトッピング(30円)もあります。生たまごの食券がないので、知っている人だけが、口頭にて生たまごを現金決済というトリッキーさです。
これでは食券の意味がないような気もしますが、誰も気にしていないところがまた八戸っぽいのです(^^;)。これはこれでいいでしょう。
mdも、最初の頃は注文の仕方さえわからず、他の人がどうやって注文しているかを見ながら覚えました。かなり不親切な気がするのですが、それでも何度も通って覚えてしまった要因は、やはり「味」でしょうか。八戸の駅そばなら(駅じゃなくて港ですけど)、ここが一番だと思います。
おすすめはかきあげそば(食券)に、生たまご(現金)のトッピングです。
そのほかには、いかげそ天もオススメ。頼んでもいないのに、なぜかダブルでトッピングされます。どれだけイカを喰えというのでしょう、ビバ八戸です。
味はかなりしょっぱいですが、そこは肉体労働の漁師さんを気遣っている(かどうかはわかりませんが)、まぁ東北の方ならだいじょうぶな範囲。
店や立地環境全体の「いかにも八戸」な雰囲気で、おにぎりやおでんもあり、値段もかなりリーズナブル。サビキ釣りがてらに、家族連れで立ち寄ってもOKです。
いろいろ文句も書きましたが、そこは変えなくてもよい特長だと思います。なんでもかんでも都会のように便利になれば良いとも思いません。「ならでは」という部分は、今後の地方の活性化にとって非常に重要だと思います。
漁港ストアならではの「味」と「雰囲気」を守って、八戸の大衆食堂の王道を突っ走ってもらいたいと思います。