マーケットは奪いあうものではなく、クリエイトするもの
とある起業家向けセミナーで聞いたお話。いやはや、まったくその通りだと思います。
例えば、これを自分の生業(ホームページ制作)に置き換えて考えてみます。
地方のウェブの制作単価はかなり悲しいモノがあります。ようするに、安いわけです。でもそれって、地方のウェブ屋にも問題があるような気がします。
青森県では「1ページいくら」という作り方が主流ですが、サイトの完成度はページ数で決まるものではなく、ターゲットユーザーのニーズとそれに応えられるコンテンツの質、提供するサービスや商品のマッチングで決まると思います。
こうなってくると、事業計画やマーケティングなども関係してくるので、単なるウェブ屋の範疇を超えてきます。深いところにまで刺さって一緒にコンテンツを考えていこうとすると、おのずと「1ページいくら」という言い方が難しくなってきます。
ようするに、単価が高くなってくるわけです。
ここをうまく説明して、その単価を納得していただけるクライアントさんを増やすと同時に一緒に成長していくことが、地方のウェブ屋にとっての「マーケットのクリエイト」だと思います。いやもちろん、なるべく安くできるようにはしますが(^^;
ただ、こういう作り方になってくると、デザインやUIがどうこういう前に、クライアントさまの損益分岐点まで考えたり、今後のブランディング戦略や宣伝広告まで考慮したくなります。プロデューサーとかコンサルティングに近いカタチになるのかも知れません。
いずれにしても、こういう作り方って、SOHO1名体制でやるのは難しいかな〜、とも感じています。制作日数が長くなりがちなので、スケジュールによっては制作の依頼をお断りしなきゃならない状態です。
となると、複数体制にして、事務所もかまえて会社設立?
いや〜、そこまでの売上はとても...でも、ちょっと考えておこうかなぁと。