Flashのmedia playbackでflvを使う(Flash付き)
Flash videoで、flv形式の動画をコンポーネントのmedia playbackを使って呼び出す実験をしてみました。
そもそもなんでそんなことをしているかというと、次の仕事まで間が空いたってのもありますが、逆にこういう時間こそ有効に使わないといかんのね、フリーは(笑)。
だから、酔っぱらうとキレイに見える飲み屋のお姉さんとうつつを抜かしたり、「デザインの勉強」と題してApple Storeを徘徊したり、「ストリーミングの研究」と題してGyaoのグラビアアイドル動画を物色している場合ではないんである。ダメである。断じてダメである←ならするな。
うちのサイトは動画(ムービー)ネタが多い。動画をページに組み込んで再生しようとすると、ある問題が発生して前から気になっていました。
その問題とは、ファイル形式。動画は大きく分けると2つのファイル形式に分かれると思います。ひとつはMedia Palyer、そしてもうひとつはQuickTime。リアルは割愛(笑)。ページに動画を組み込んだまま再生させる場合、ファイル形式をwmaかmovに絞らなければならないんですけど、wmaを選ぶとMacユーザには見づらいし、movにするとWinユーザーが見づらい。両方載せるわけにもいかない。mdが動画をページに組み込んで再生する方法を使わなかったのは、アクセシビリティの観念もあったけど、もっぱらはこの理由があったから。
ならば、プラグイン普及率の高い「Flash」から動画データを呼び出せばいいじゃん!、と思いつくのは自然な成り行きなわけで...幸いFlashには「Flashビデオ形式(flv)」てのがある。今回はこれを使ってみませう。
Flashビデオ(FLV)とは?
んまぁ、詳しくはmacromediaのサイトを見てもらった方が早いです。Flash videoを使うメリットは、
- プラグイン普及率が高く、Win、Mac両方で使える
- ムービーデータを外部ファイルにできるため、パブリッシュにかかる時間を大幅に短縮できる
- プログレッシブダウンロード(疑似ストリーミング)が使える
- サーバーを立てればストリーミング配信も可能
てな部分。わたしは制作途中から何度もパブリッシュる傾向がある。ムービーのエンコードはすごく時間がかかるので、パブリッシュるたびに待たされると大変。だから、ムービーを外部ファイルにできるメリットはすごく大きい。
しかもFlash videoって、プログレッシブダウンロードやストリーミング再生が可能。特に著作権が絡むコンテンツには、ファイルの残らないストリーミング形式は極めて有効。
上記に対し、デメリットはさほどない。あるとすれば
- 欲を言えば、Flash MX 2004よりFlash MX 2004 Proの方が欲しくなる
- 使い勝手を考えると、QuickTime Proも必要だと思う
- Flashを使うと、アクセシビリティからは遠くなる
- embedがXHTMLではvalidぢゃないワナ
Flashのパブリッシュで書き出したソースからembedを削除すると、どーいうわけかfirefoxで再生されない(対策完了しました。embedを取るだけではダメみたいorz)
という部分。動画ファイルのプログレッシブ再生のためだけにFlash MX 2004 Proを買うのはキビシイ。しかしmd、幸いFlash 5の正規ユーザー。昔はFlashムービーをよく作ったんですけど、アクションスクリプトについていけなくなり、だんだん疎遠に...(笑)。まーいい機会なので、Flash 5をFlash MX 2004 Proにアップデートしました。
Flashを使うとアクセシビリティからは遠くなる問題もあるけど、グローバルメニューに使うわけではないですし、早く確実に伝えるための手段としてのFlashなら、いいんじゃないでしょうかね...
flvファイルをswfファイルから呼び出してみた
とりあえず、まだ実験段階なんでアレですが、flvファイルをswfから呼び出して再生してみました。こんな感じになる。
再生ボタンを押して下さい(※音が出ます)
再生するにはMacromedia Flash Player pluginが必要です
アクセシビリティの観念から自動再生をオフにしてます。再生されていなくてもムービーデータを先行してどんどん読み込んでいる...はず。ちなみに、ストリーミングではなくプログレッシブダウンロードになっちょります。
この方法なら、十数秒も待てば動画を再生可能なほど、待ち時間が短い。このメリットはデカい。最終的にはオリジナルのコントローラーと置き換えたり、アクセスキーとかも設定とかもしなきゃいけないんですけど、今宵はこれまで。
Flashは3年ぶりぐらいに使ったんですけど、すでに使い方をサッパリ忘れている...3年前の自分に完敗orz
こんなコンテンツも作れますので、ウェブで動画を配信したい方は、studio mdまでお問い合わせください。