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トライポッド スタジオのオフィス内を写真で公開!


4月からはじめたオフィスシェアの話。オフィスの様子などを写真で公開します。

場所は本八戸駅のすぐそば!

JR本八戸駅
最寄り駅はJR本八戸駅です

八戸市中心街方向に向かって進む
中心街・市役所方面に向かう道路を進みます

本八戸駅正面から20mほどの位置
場所は正面出口(中心街方向)から20mぐらい


イシバシ時計店となりの「野々口ビル(写真中央)」の3階

トライポッドスタジオの入口
こんなドアがあるので、ノックしてくだされ

事務所のなかを公開!

まだちょっとゴチャゴチャしていますが、今月中にパーティションが入るのでスッキリすると思います。

来賓スペース
ドアを開けると来賓スペースがあります

本棚
スライド式の大容量本棚。みんなの本を持ち寄りました

スティーブ・ジョブズ
神棚はないけど、ジョブズさまを祀ってある(ウソ)

トライポッドスタジオの心臓部

来賓スペースとは別に、5〜6人が集まることができるスペースを確保しています。

トライポッドスタジオ 心臓部
メンバー3人が円卓を囲んでMTGできるように配置

写真撮影(ブツ撮り)可能
必要であれば、円卓は一瞬にしてブツ撮りスペースに変身!

トライポッドスタジオ studio mdの机の上
小坂の机の上はこんな感じ。メインマシンのiMac 24インチと、
IE6〜8テスト用のWin機(dynabook)の2台構成。

studio md(小坂)の机の上
ヘッドセットはiMacのSkype、真ん中の電話はPCなしでもつながる
Tripod Studio専用のWi-Fi Skype、右はアナログ電話回線

DTP部門で使う色見本
DTP用色見本。これがあるWeb屋は少ない?

色見本を広げた写真
広げるとこんな感じ

ラミネート
お店のメニューにも使えるラミネーターも完備!

Ustream用機材
Ust用機材、マイク3本+ミキサー+DV 2台

オフィスシェアで感じたこと

まずは「ありモノ」だけでもなんとかなる

これだけの設備をひとりでそろえようとすると、相当なお金がかかります。ですが、フリーランスが組んで調達資金を按分したり、知り合いから資機材をいただいたりすることによって、きわめて低価格で装備を揃えることができました。提供していただいたみなさま、大変に感謝しております。

実際、あらたに買ったものは「ポスト」と「杉板」ぐらいのもので、机やソファー、テーブル、本棚などは、すべていただいたものだったり、持ち寄ったモノばかり。にしても、なんてケチな起業なんだ(^^;

不況だからこそシェアせよ!

ひとりひとりがデジイチやDV、FAX複合機、イーモバなどを所有するのは大変です。しかし、3人いれば「だれかひとりが持っていればいいや」というアイテムも当然でてきますね。

組むメンバーの方向性やバランスにもよりますが、いろいろとシェアできるものがあるので、うまく組み合わせればかなりのコストダウンにつながると思います。

高度化するWebに「分業化」で対応

近年のWeb屋は、覚えなきゃいけない知識が目白押し。新しいものが次々と現れては消え、ツールの使い方・使われ方も日々変わっていきます。

ざっとみても、デザインの基本からHTML5、CSS3、MTなどの各種CMSにはじまり、SEOやSEM、リスティング広告、効果測定やアクセス解析、PHPやMySQL、CGI、AS3...

さらに近年は中身や成果も求められているので、すべて覚えようなんて無理な話。なので、うちのオフィスシェアのメンバーは、以下のような分業体制をとることにしました。

(1)沼畑:プロデューサー、企画、ライター
プロデュース・企画全般、サイト設計、ライティングなどをおこなう。サイト構成を考え、文面やキャッチコピーを(2)へ渡す。おもな使用ソフトはOffice、Keynote、マインドマップソフトなど。
(2)齋藤:デザイナー、フラッシャー
受け取った企画やサイト構成、文面などを踏まえてデザインに落とし込む。DTPの場合はここでフィニッシュ。Webの場合は(3)に詳細カンプを渡す。おもな使用ソフトはイラレ、フォトショ、Flash、InDesign。
(3)小坂:コーダー、MTやらカートとか(+動画)
受け取った詳細カンプをスライスしてHTML+CSSに落とし込む。MTやカートの設定・テンプレート開発もここ。おもな使用ソフトはDreamweaver、Fireworks+動画・音声編集。

厳密にはこんなにハッキリ分かれてはいませんが、(1)の人がAdobe CSを使うことはまずないですし、(3)の僕がキャッチコピーを考えたり、イラレやフォトショでデザインすることはまれです。

(そもそも、コーダーがデザインしたり、デザイナーがMT触るから大変なんすよ。そんなの得意な人がやればいいじゃないすか。)

各担当は、それぞれのポジションの知識をより高めていけばよいので、より特化したスキルに集中できます。もちろん違った分野を学ぶことも重要ですけど、いかんせん同じスペースにいるので、違った分野の知識を自然にシェアできることも多いです。

デメリットがないわけではない

いっけん良いことづくめですが、デメリットもあります。なんといっても、事務所の賃貸費用。シェアなので按分するとはいえ、これは大きい。あと、警備システムや固定電話、電気などのコストも発生します。

個人的にイタイのは、自動車通勤が発生したことですかね。いままでは通勤ゼロだったのですが、ガソリン代や駐車場代などで月に20,000〜30,000円ほど多く発生します。あいたたた...低炭素社会を実現したかったのに(^^;

こういったコストを制作費に上乗せしなきゃいけないので、集合知による高品質化と分業による納期の短縮化、シェアによる低コスト化から実現します。

青森の場合(というか地方全般でしょうが)そもそも制作単価が安すぎるということもあり、このへんは成果物をもって格安案件と差別化できるケースをどんどん実現していこうと思います。

集まって強くなる!これは「攻めの合併」だ

たんなるフォトレポートにするつもりが長々と書いてしまったわけですが、今回のオフィスシェアは「攻めの合併」です。

あ、「攻め」といっても、代理店やほかのWeb制作会社にケンカを売っているわけではなくて(笑)

フリーランスの社会的地位や賃金形態、労働量などを察しての意味です。束ねて強くしちゃおうというかなんというか...わかりやすくいえば「フリーランス連合」なのかも。

というわけで、これからも「超高速」で動きますので、お楽しみに。